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ニンニク中華フルコース

投稿者:
  • 投稿日:2019/3/9
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コメント

始「ちと腹が減った。食いに行くから、そなたも付き合え」などと言われて、連れて行かれた先は、近所のファミレスではなく、香港だった。…なぜー!?(汗)始「いや、ベイの作る飯はまことに美味いのじゃが、いかんせん、あっさりさっぱり和食系ばかりで、いささかニンニク風味に欠けるでのう。中華の大帝たる者、ニンニクが食えぬとあっては一大事じゃ。さりてと、さすがにヴァンピールにニンニク料理を作れと命じるほど、我もそこまで鬼ではない。まあ、家で食えぬのであれば、外で食うしかあるまいよ?」あー、うん。料理上手のベイちゃんでも、ニンニク料理だけは作れませんもんね。命にかかわる。始「くれぐれも、ベイには言うてくれるなよ?ニンニク料理が食いたかった…などと申さば、あやつめ、対爆スーツに身を包んででも、ニンニクに立ち向かうに決まっておる。可愛い守護竜相手に、そんなむごい仕打ちはできぬでな」しーちゃん、ベイちゃんのコトお気に入りですもんねえ。いいですよ、俺もニンニク好きだし、今日はとことん、本場のニンニク中華にお付き合いいたしましょ。始「うむ、それでこそ我が孫よ。良い店があってな。見かけは汚いが、味は香港でも指折りじゃ。特に、ニンニク料理が美味い。今からベルトを緩めておけよ?たらふく腹いっぱい食わせてやるからの♡」・・・・・・・・・・・食った。食った。食いまくった。蒜茸蒸蝦、蒜蓉粉絲蒸扇貝、蒜香蒸排骨、牛扒蒜炒飯…その他もろもろ、読めない漢字の料理が山ほど。体中ニンニクの匂いで充満するほど食いきった。今ならきっと、口臭だけでベイちゃんを瞬殺できるに違いない。始「あー。食いすぎじゃー。飲みすぎじゃー。もう一歩も歩けぬー。ほれ、おんぶせい、おんぶ!真祖・秦始皇大帝陛下は、おんぶをご所望じゃぞー♡」そして、べろんべろんに酔っぱらった、しーちゃん。いくらスパイシーだからって、飲みすぎでしょ?老酒に、茅台、青島ビール。あんだけチャンポンしたら、そりゃ悪酔いしますってば。始「…う、うるひゃーい!惚れたオトコと美味いメシ、これで酔わぬオンナがどこにおる!?おるなら連れて来い!首を刎ねてくれるわ、ちょきんとな!はーっはっはっはっ!!」ああもう!このおばあちゃんは、ホントにもうっ!!…はいはい、宿までもうちょいですからね?お願いですから、背中でゲロなんか吐かないで下さいよ?まったく、クダのまき方までお孫さんそっくりなんだから…。始「そなたが悪いのじゃー!妹ができて嬉しいのは分かるが、イクばかりかまいよってー!我だってそなたのオンナじゃぞ?そなたが好きで好きで大好きで、マンコ濡れ濡れのオンナじゃぞー!?我もかまえー!甘やかせー!具体的に言うと、ニンニクエキスでギンギンにおっ勃った極太チンポねじ込んで、ズッコンバッコン失神するまでイキ狂わせろー!!」あー、なるほど。ニンニク料理フルコースには…そーゆー腹づもりもあったんですね?まあ、確かに、今なら抜かずの六発くらい余裕でイケますけど…別に、酒の力を借りるようなコトでもないでしょ?始「…女心の分からぬヤツよ。オンナがオトコの前であられもなく酔うのはな、甘えたいときと、かまって欲しいときと、本音をブチまけたいときじゃ。よう覚えとけ!イクもよかろう、康熙もよかろう。じゃが、百年千年ののち、そなたのかたわらにおるのは…我一人じゃ。そなたと終生添い遂げられるオンナは、我しかおらぬのじゃ。我を愛せ。可愛がれ。いついつまでも、末永くな…」そう言って、肩越しにしーちゃんがキスをねだる。とっても酒臭くて、とってもニンニク臭いキスだった。