ヲーちゃんの歌

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ヲ「ねえねえ、お姉ちゃん。明日の大規模作戦打ち上げ祝勝カラオケ大会、ナニ歌うの？」グ「…うん？私の十八番といえば、津軽海峡冬景色に決まっているだろう。天城越えもそこそこいけるが、アレを歌うと天城が『私の持ち歌、盗らないで下さい！』と泣くからな…って、ペーター！おまえ、いつの間にこちらの言葉を！？」ヲ「へっへ～♡すごいでしょ～？いつまでもヲっヲっ言ってたら、通じるのってお姉ちゃんと、軽ちゃんと、元深海空母のみんなだけだから、ここらでちょっとコミュニケーションの拡充ってヤツを図ろうと思って、こっそり加賀さんに特訓してもらってたんだ～♡加賀岬のCDとか、歌詞カード付き写真集とか、一航戦応援タオルとか、教材いろいろ売りつけられちゃったけど…お金ないんで、お姉ちゃんのツケってコトにしてもらったから、よろしくね～？」グ「道理で今月の給与明細、妙に振込額が少ないと思った。いや、だが有意義な出費だ。可愛い妹の健気な向上心のためとあれば、少しも惜しくなどないからな」ヲ「ありがと、お姉ちゃん♡これでやっと、提督さんにあたしの気持ちが伝えられるよ♡『ああん♡ソコもっと、奥グリグリしてえ～♡』とか♡」グ「前言撤回だ。自分のための出費なのだから、バイトでもなんでもしてきちんと返済しろ。ちょうど甘味処間宮で食器洗いを募集していたぞ？」ヲ「ぶーぶー、けちんぼー！…で、それはそれとしてね。カラオケ大会なんだけど、あたしといっしょにデュエットしてくんない？銀恋とか、男と女のラブゲームとか？」グ「はああっ！？なんで私が、おまえと！？…ははん、読めたぞ。さては、私に男声パートを歌わせて、疑似百合気分に浸りたいだけだろう！？このシスコン空母！！」ヲ「ひっど～い！あたし確かに、お姉ちゃんのコト好きだし、お姉ちゃんオカズにしてオナニーしたりするけど、そんなよこしまな気持ちなんか抱いてないもんっ！！せっかくお姉ちゃんと同じ屋根の下で暮らせて、いっしょにごはん食べてお風呂入って、提督さんとも姉妹そろって3Pでズコバコ姉妹丼ハメてもらえて、お姉ちゃんにいっぱいいっぱい甘えたいだけだもんっ！？…ううっ、ひどいよひどいよ！お姉ちゃんのバカ～っ！！（泣）」グ「ああもう！泣くなっ！！なんでおまえは昔からそう、旗色が悪くなると泣いて私を悪者にするんだ！？…分かった！分かったから！デュエットの件は前向きに検討する。ただし、私も指輪を頂戴している正妻空母だ。デュエット歌謡とはいえ、愛するアトミラールの前で、男役になって女を口説きたくはない。どうだろう、選曲は私に任せてくれないか？」ヲ「それはかまわないけど…たとえば、どんな曲？」グ「そうだな、姉妹が女二人のデュエットで歌うのだから…UFOとか、渚のシンドバッドとか？ああ、モスラの歌などもイイかもしれないな？」ヲ「…うん。お姉ちゃん、あたし…加賀さんに特訓してもらった加賀岬、熱唱しちゃうね！お姉ちゃんの津軽海峡冬景色も楽しみだな～♡（汗）」.※tamashika様、大変お世話になりました。どうもありがとうございます。